プラセンタ治療でアトピー性皮膚炎にも効果あり

痒みというのは耐え難い症状です。
痒くて夜も眠れない、ということがよくあります。
また、掻かないでおこうと決意しても、あまりの痒さに掻いてしまい、一度掻き出したら止められなくなる、ということがよくあります。
結果として皮膚を傷つけてしまい、炎症がひどくなってしまい後悔します。
時に、酷い自己嫌悪に陥る場合もあります。

こんなひどい痒みの症状に悩まされる「アトピー性皮膚炎」ですが、何か効果的な治療方法はあるのでしょうか。
アトピー性皮膚炎は多くの場合、ステロイド治療が行われます。
ステロイドとは別名「副腎皮質ホルモン」と言い、本来体内の副腎と呼ばれる器官で分泌される成分です。
しかし、その分泌が追いつかない為、内服薬や塗り薬で投与します。

しかし、この副腎皮質ホルモンを外から取り入れ続けると、自分で分泌することが難しくなり、ずっと服用を続けなければいけなくなる危険性のある成分です。
また副作用として免疫力が低下したり、高血圧や緑内障を引き起こしてしまう原因ともなります。
また、アトピー肌特有の色素沈着、黒ずみもステロイドの副作用です。

そこで副作用がなく、自己免疫力を高めてアトピー性皮膚炎を治療することが出来る成分としてプラセンタ治療が注目を集めています。
美容クリニックで注射を行う場合は、週に１，２回の頻度で３ヶ月ほど続けると効果があると言われています。
難点としては、プラセンタでのアトピー性皮膚炎の治療には保険が適用されない為、自費での負担になるということです。
１アンプル２０００円が相場です。

費用の面や通院の手間を考えると、まずは手軽にサプリメントでプラセンタを摂取するという方もいらっしゃいます。
この場合も少なくとも３ヶ月は続けるようにしましょう。
また、ほかにもドリンクやゼリー、化粧品に配合されているものもありますから、それらを併用するとさらに高い効果が期待できます。

注意点としては、プラセンタ治療を始めたからといって、急にステロイド治療を止めないことです。
ステロイド治療を止めたい場合も、徐々に切り替えるようにし、医師と相談しながら行うことをおすすめいたします。