プラセンタを使用すると輸血、献血が出来ない？

ヒトプラセンタは現在医療目的以外の使用が禁止されています。
それは人の乾燥硬膜を移植された患者がヤコブ病に感染した事故が多数発生し世界中で問題になった事に起因しています。
ヤコブ病は１、２年で死に至ると言われる恐ろしい病気です。
その事から乾燥硬膜と同様、ヒト由来である事からヒトプラセンタを使用した人からの輸血を禁止し感染を予防する事が目的で２００６年に薬事法が改定され、人間の胎盤が原料となったヒトプラセンタを注射した人の輸血が厚生労働省によって禁止されました。
しかしヒトプラセンタがヤコブ病を発症した事例は今までありません。

ですから市販されているサプリメント等は豚、馬、羊の胎盤または植物の胎盤とも言える胎座が原料になっています。
ヒトプラセンタ程の有効性はないものの、効果は十分に期待出来る成分で輸血や献血も可能です。
馬のプラセンタは他の動物のプラセンタよりもアミノ酸が多いのが魅力です。
そして馬は非常に丈夫なので予防接種の必要がないため薬剤の影響を受けておらず、その点で安全性が高いとも言えます。
豚のプラセンタは馬のプラセンタより有効成分は少ないものの馬のプラセンタよりも有効成分の吸収率が良いと言われています。
羊のプラセンタは安全性が比較的高く海外で人気が高いです。
植物のプラセンタは安全性は非常に高い事はメリットなのですが動物性のプラセンタに含まれている成長因子がないのがデメリットと言えます。

プラセンタを使用を検討されている場合は上記の点に留意して選ぶ様にしましょう。